教員向け|修学旅行や課外活動でのツアーナース(添乗看護師)派遣依頼の流れ
教員の皆様の中には、ツアーナース(添乗看護師)の派遣を依頼することが初めてという方がいます。そこで、ツアーナース派遣依頼の流れについてお伝えします。

ツアーナース(添乗看護師)派遣依頼の流れ
- 学校から問い合わせ
- 事前打ち合わせ
- ツアーナース 計画書作成、要望にあった看護師手配
- 救護物品等の準備、事前調整
- ツアーナース の帯同、傷病報告
- ツアーナース の報告書提出
1.学校から問い合わせ〜2.事前打ち合わせ
ケアプロツアーナース のホームページをご覧になった先生からの問い合わせが多いです。
オンライン面談では、修学旅行や課外活動の企画概要や帯同する学生数、配慮が必要な学生のこと、アレルギー情報、帯同する養護教諭、救護物品などを確認して、救護計画書の作成に役立てます。
その後、メールでやり取りをしながら、準備をします。

3.ツアーナース計画書作成、要望にあった看護師手配
ツアーナースの役割や行動内容を明確にするために、ツアーナース計画書を作成します。
- 連絡先一覧/参加者情報
- 救護物品の中身
- 施設情報/ホテル情報
- 集合・ブリーフィングから移動、宿泊、解散、報告までのマニュアル
- 傷病者報告書、ツアーナース 報告書
- 医療機関相談場所、AEDマップ、近隣医療機関マップ(二次救急)
- ぜん息発作時の対応、鼻血、やけどの対応、怪我などに対する応急措置(切り傷、骨折、捻挫、脳震盪、食物アレルギー緊急時対応
英語や中国語を話せる、スキーが滑れる、医療的ケアができるなどの要望を伺って、看護師の手配をします。
4.救護物品等の準備、事前調整
学校側で救護物品等をご準備いただくことが多いですが、追加で、ケアプロ側で準備することもあります。また、待ち合わせ場所や最終的に確定した旅のしおりの情報を確認して、看護師に共有します。

5.ツアーナース の帯同、傷病報告
2泊3日のツアーナース の場合、下記のような傷病対応が、10件から20件程度あります。
- 移動中の酔いや嘔吐:飲食状況や排便状況、頭痛なども確認
- 微熱、咽頭痛、咳嗽:病院受診して感染症の検査
- てんかん:脳腫瘍などの既往も確認
- 膝の疼痛:クーリングや湿布
- こむら返りや痙攣:患部の血行改善、補水
- 擦過傷:消毒や絆創膏、ガーゼ処置
- 打撲や骨折:テーピング、シーネ固定
生徒の健康を第一に考え、教職員と情報共有しながら、休養させたり、活動範囲を限定したりします。
6.ツアーナース の報告書提出
今後の修学旅行や課外活動の改善のために報告書を提出しています。
例えば、生徒名簿やアレルギー表、部屋割りなどの情報が不十分だと、都度確認が必要になってしまうため、情報の共有について、課題があれば伝えています。
ケアプロでは、ツアーナース の専門性を発揮し、教職員の皆様の負担を少しでも抑えながら、生徒たちの修学旅行や課外活動が安全・安心に行われるように取り組んでいます。
【ケアプロツアーナース】